戦国初期の剣豪

nostalji2011-11-14

昨夜は『塚原卜伝』の最終回(全7回)を観る。一(ひとつ)の太刀を開眼し、師匠の松本備前守と立会って破り、新当流の開祖として再び旅立つところで終わります。卜伝は、17歳から30歳までの廻国修行の間に、真剣勝負19回、戦場働き37回、一度も不覚をとらず討ちとった相手は212人と、無類の強さを誇った剣豪です。ドラマは、この期間を中心に描いていました。大内義興食客として船岡山の合戦への参加がドラマの中でも触れられていましたね。
画像は、主演の堺雅人。若き日の卜伝を見事に演じていました。1対1の対決を、これほど見せてくれたチャンバラドラマは珍しいです。殺陣師も誉めてあげたいで〜す。
卜伝のその後ですが、各地の有力大名に招かれ、新当流を広めていきます。一の太刀を伝授された足利義輝は剣豪将軍として有名ですね。私が卜伝を最初に知った絵物語(白髪白髭の晩年の卜伝と若き日の宮本武蔵と鍋蓋試合)は講談の創作ですが、いかにもといった感じで、卜伝の剣聖ぶりを伝えていましたねェ。