史実と違うが

nostalji2011-11-18

注文していたコミック『正義』と『丹下左膳』が届き、作画:那葉優花・原作:フロッシュの『正義』(MFコミックス:2011年7月31日初版発行)を早速読了。副題に“ワイアット・アープ物語”とあるようにワイアット・アープを主人公にした西部劇マンガです。エルズワースの町でベン・トンプソンを射殺し、それを見ていたダッジシティの保安官バット・マスターソンにスカウトされ、彼の助手になるんですな。西部の歌姫ドラを救い、ショーに使うために彼女が持っていた長銃身のコルトSAAを譲られます。新聞記者のネッド・バントラインがその銃を使ったアープの記事を大々的に書き、その銃をバントライン・スペシャルと名付けるんですよ。ドラを誘拐したクレイ・アリソンを射ち殺してエンドです。法で裁けない悪を撃つ、それがアープの正義なんだってさ。
アープには悪人説と英雄説があり、作者は殺人もいとわぬ信念の人物として描きたかったようですね。那葉優花は女性のペンネームかな。若い人たちの間で、西部劇好きが増えれば幸いで〜す。