映画で見たような

nostalji2011-12-11

録画していたテレビ版『座頭市物語』の第9話〜第11話を観る。
第9話「二人座頭市」(監督:勝新太郎、脚本:高橋二三)は、市とニセ座頭市植木等)の友情物語です。ニセ座頭市は市の按摩修行時代の仲間で、人の好さにつけこまれて女(浜木綿子)に騙されて金儲けの道具にされていたんですな。植木等の勘の悪い盲目ぶりが絶妙ね。画面じゃわからないけど、植木等とのやりとりで、カツシンは何度も吹きだしてNGを出していたと思うなァ。
第10話「やぐら太鼓が風に哭いた」(監督:田中徳三、脚本:直居欣哉)は、若い相撲取り(中村光輝)を助けた市が、彼の父親(神山繁)を見つけて取り持つ物語です。勧進相撲の興行権を神山繁から奪おうとしている悪いヤクザが中谷一郎で、その用心棒が中丸忠夫ね。市と用心棒の居合い比べは、『座頭市千両首』でした。
第11話「木曽路のつむじ風」(監督:黒田義之、脚本:浅井昭三郎)は、助けてもらった医者(木村功)のために、麻薬を栽培している悪いヤクザ(石橋蓮司)と対決する市に、医者の弟子だった旅人(本郷功次郎)が絡む物語です。旅人に短銃で撃たれた市が、自分で弾丸を抜き取り、医者に手当てを受けるのは、『座頭市果し状』で〜す。
海外ドラマ『ザ・ケープ漆黒のヒーロー』の最終回を観る。最終回といっても、何も解決しておらず、第2シーズンが作られるのかな。2011年製作の新しいドラマなので、作られるとしても来年でしょうね。アメコミのような内容ですがオリジナルなもので、ジキルとハイドのような二重人格の悪玉キャラや、謎を秘めた協力者など、今後の展開を期待させるものだけに続きが観たいです。