役者が揃っていても

nostalji2012-02-13

録画保存していた『風来忍法帖』(1965年・東宝/監督:川崎徹広)を観る。悪源太(渥美清)・陣虚兵衛(佐藤允)・ベンケイ(佐々十郎)の3人の香具師が、忍城主・太田三楽斎(藤田進)の孫娘・麻也姫(中川ゆき)に一目惚れして、麻也姫を北条の人質にしようとする風摩小太郎(平田昭彦)率いる風摩忍者や、麻也姫を拉致して三楽斎を味方につけようとする豊臣秀吉有島一郎)配下の伊賀忍者と戦う時代劇コメディです。有島一郎石田三成役の堺俊二との名古屋弁による掛け合いや、藤田進のとぼけた味わいなど可笑し味はありますが、アクションのテンポが悪く、ギャグもつまらないので爆笑するには至りません。特に、主役3人の持ち味が全然活かされておらず、これほど面白くない渥美清を初めて見ました。駄作!
『隠密剣士(第七部:忍法根来衆)』の第9話「般若面の女」と第10話「鬼眼法師最後」を観る。松平定信から秋草新太郎に宛てた密書を運ぶ伊賀忍者を般若面の“くノ一”が襲い、わざと助けて新太郎をおびき寄せるんですな。しかし、“くノ一”の計略は見破られ、定信からの伝言を新太郎は手に入れます。“くノ一”は、鬼眼法師が新太郎と間違って襲った浪人(名和宏)の腕を見込んで、浪人に新太郎を襲わせ、新太郎は崖下へ転落。用済みとなった浪人を毒殺しようとして失敗し、“くノ一”は浪人に斬られます。新太郎はケガもなく生きていて(当り前だが)、浪人と対決。遁兵衛は鬼眼法師と対決して倒します。遁兵衛も強くなったねェ。