シーンへのこだわり

nostalji2012-03-01

録画していた『新・座頭市(第2シリーズ)』の10話〜12話を観る。第10話「冬の海」(監督:勝新太郎、脚本:勝新太郎・中村努)は、余命一ヶ月弱という絵の好きな娘(原田美枝子)と市との交流物語です。場面ごとにアングルをかえ、ストーリーよりも映像中心ですね。カツシンは叙情性豊かに演出しており、心にしみる出来となっています。
第11話「子別れ街道」(監督:太田昭和、脚本:新藤兼人)は、旅籠で隣室だったことから殺されたヤクザ(和崎俊哉)の子どもを祖父の許へ市が送り届ける物語。親分(浜田寅彦)の女房(范文雀)がヤクザと逃げ出していたことから、市は命を狙われることになるんですな。子役の少年が生意気で、あまり可愛くないのね。
第12話「雨あがり」(監督:太田昭和、脚本:星川清司)は、5年前に助けた女(いしだあゆみ)に会いにきた市と、女への復讐のために戻ってきた島帰りのヤクザ(夏八木勲)との対決物語。ヤクザは女を喰い物にしており、ガマンできなくなった女が裏切ってヤクザを島送りにしたのね。吹き矢を使った殺陣が見どころで〜す。