高レベル時代劇

nostalji2012-04-17

録画していた『新・座頭市(第3シリーズ)』の24話〜26話(最終回)を観る。第24話「おてんとさん」(監督:太田昭和、脚本:尾中洋一)は、盲人を騙して鉱山で働かせる悪党を市がやっつける物語ね。盲人たちを山まで案内する女が太地喜和子で、市との交流が描かれます。画像は太地喜和子とカツシン。
第25話「虹の旅」(監督:勅使河原宏、脚本:勅使河原宏)は、法事で実家にきていた大名の奥方(岩崎加根子)の揉み療治をした市が奥方と関係を持ち、命を狙われる物語です。奥方の父親が中村鴈治郎で大物呉服商の貫禄を見せていました。
第26話「夢の旅」(監督:勅使河原宏、脚本:勅使河原宏・中村努)は、夢の中で市の目が開くのですが、居あい抜きがうまくいかなくなり、斬られてしまうのね。市の見る夢が、実験的な映像で展開され、印象深い最終回になっています。TV版座頭市では、映画のようなアクロバチックな殺陣はあまり出てきませんが、情感あふれる作品が揃っており、映画とは異なる座頭市の魅力を生み出しています。今日から再放送が始まったので、見逃したエピソードはいずれ観ることにしま〜す。