一家のはじまり

nostalji2012-05-10

ビデオのテレビ西部劇『ライフルマン(1巻)』を観る。1話〜4話が収録されています。第1話「ライフルマン登場」は、ルーカス(チャック・コナーズ)とマーク(ジョニー・クロフォード)の父子がノースフォークの町にやってきて、売りに出されていた牧場が気に入り、資金を稼ぐために射撃大会に出場します。マークが町の顔役に命を狙われ、ルーカスは顔役に雇われた若者(デニス・ホッパー)に勝ちを譲ります。若者の叔父が賞金の分け前のことから顔役に殺され、マークと仲良くなった若者に代わって、ルーカスが自慢のライフルで悪党退治です。町に平和をもたらし、牧場を買ったルーカスはノースフォークに定住することになります。
第2話「焼き討ち」は、これまで持ち主不在だったルーカスの牧場をオープンレンジとして使用していた大牧場主の手下がルーカス父子を追い出すために家を焼き討ちするんですな。ルーカスは大牧場主と対決して、権利を認めさせます。
第3話「恐怖の町」は、利き腕を撃たれて早射ちができなくなり、酒浸りとなっているかつての名保安官マイカ(ポール・フィックス)をルーカスが牧場に連れてきて立ち直らせようとします。その頃、町にジェームズ・ドルーリをリーダーとする3人の無法者がやってきて保安官を殺し、好き勝手に暴れます。知らせを聞いたルーカスは町に向かいますが罠がしかけられており、そのピンチを救うのが特製(射程が長い)ショットガンを持ったマイカね。無法者を倒し、マイカが保安官に復帰することになります。
第4話「知っていた男」は、ルーカスの死んだ妻の弟が金を借りるために、ルーカスのところへやってきます。義弟はお尋ね者になっており、逃走資金が必要だったんですね。ルーカスができなかった荒馬を乗りこなし、マークは叔父にあこがれます。義弟は荒馬乗りの賭けでわざと負けて金を稼ごうとしますが、マークを幻滅させることができず、勝負に勝って自首します。
サム・ペキンパーが1話〜3話の脚本を書いており、第3話は彼の監督デビュー作です。ウォーレン・オーツ(無法者のひとり)とR・G・アームストロング(殺される保安官)が出演しており、一家のはじまりともいえま〜す。