射撃が目的でないから

nostalji2012-05-24

所用で大宮まで出かけ、帰りに立寄った本屋で、『モデルガン・グラフィックス』(イカロス出版)を購入。実銃を所持できるアメリカと違って、日本の拳銃ファン(私のような一時的なファンも含む)はモデルガンには愛着を感じます。1960年〜61年にかけて西部劇が大隆盛となり、それに伴ってガンブームが起こりました。少年たちは西部劇に出てくるコルトSAAに憧れたのです。ニコルス、マテル、ヒューブレーなどの輸入トイガンは高価で一般家庭の子には手が出ず、私が持っていたのは明光産業のコルト45ね。西部劇ブームが下火になってもガンブームは続き、劇画や映画の影響で、ワルサー、ルガー、ブローニングなど世界各国の拳銃もオモチャ化されました。
その後、007の大ヒットでスパイブームが起こると、再びガンブームが起こります。オモチャから、より精巧なモデルガンになっていきました。画像は、MGCのワルサーP38アンクルタイプね。黄色く塗られているのは、1971年の銃刀法改正で黒色・金属製のモデルガンが禁止されたためで、66年に発売された時は黒色でした。私は黒色・金属製のコルトSAA(購入した時、住所を記載した)を持っていて、交番の警官が訪ねてきて、黄色いペンキを塗るように指導されましたよ。
最近のモデルガンはプラスチック製になって、より精密になりましたが、BB弾を発射して遊べるエアソフトガンが主流になっているとのこと。西部劇を愛する者は、ディテイルにこだわったモデルガンが好きなので〜す。