プロ野球に感動しなくなった

nostalji2012-06-30

林新:著の『よみがえる熱球−プロ野球70年』(集英社新書:2005年7月20日第1刷発行)を読了。「川上哲治が初めて観た“巨人軍”」から「落合博満の“情”の行方」まで全11話で綴る70年の感動ノンフィクションです。川上や大下は私も本で読んで知っている程度ですが、長島茂雄デビュー以後はリアルタイムで知るヒーローたちなので楽しめました。
最近のプロ野球は面白くなくなったと言いますが、伝説になるようなスーパースターが少なくなりましたね。だけど、WBCでの熱狂や、日本人選手の大リーグでの活躍を見るにつけ、野球そのものは面白くなっていますよ。さまざまに多様化してきた時代になり、誰もが夢を託すスーパーヒーローから、自分だけの夢を託す存在としての私のヒーローに変化してきた気がします。
私がプロ野球に感動できなくなったのは、プロ野球のテレビ中継を観なくなったからです。観なければ感動しようがないですからね。プロ野球よりも楽しむコンテンツが多くなり、テレビ視聴で3時間近くも拘束されるのはかないませ〜ん。