残り2本だが

nostalji2012-07-02

録画していた天知小五郎の『禁断の実の美女』と『炎の中の美女』を観る。『禁断の実の美女』は、『人間椅子』が原作で、美女は萬田久子ね。原作のプロットを上手く使って復讐ドラマに仕立てています。怪奇性は薄いですが、出来は悪くないです。
『炎の中の美女』は、『三角館の恐怖』が原作で、美女は早乙女愛ね。『三角館の恐怖』は、ロジャー・スカーレットの『エンジェル家の殺人』を翻案した本格推理もので、ドラマの方も本格仕立てになっています。殺人トリックは変えていましたけどね。画像は、天知茂早乙女愛早乙女愛は芸名の由来通り、『愛と誠』でデビューしたのですが、年を経て、トウのたった美女になっていました。
これで、天知小五郎の美女シリーズは『化粧台の美女』と『妖しい傷あとの美女』を残すだけですが、さすがに飽きてきましたよ。ドラマの面白さより懐かしさで観ていましたからね。天知茂といえば“新東宝”、“新東宝”といえば“エログロ”で、天知茂にピッタリのシリーズでしたねェ。