細かい演出

nostalji2012-07-07

録画していた西部劇『昼下りの決斗』(1962年/監督:サム・ペキンパー)を観る。かつての名保安官スティーブ(ジョエル・マクリー)が、昔の相棒だったギル(ランドルフ・スコット)と若造のヘック(ロン・スター)を助手にしてシェラ山中の鉱山から採掘された金を運ぶことになります。鉱山に行く途中で、恋人ビリー・ハモンド(ジェームズ・ドルーリー)との結婚のために厳格な父(R・G・アームストロング)に反抗して家を出てきたエルザ(マリエット・ハートレイ)を同行します。道中でヘックはエルザに惹かれ、エルザもヘックを好きになります。ビリーはエルザを兄弟共有の女にしようとしており、ヘックが助け出したことからスティーブたちはエルザを家に連れて帰ることにします。金を引き取った帰路、ギルとヘックが金を狙っていることを知ったスティーブは武器を取り上げますが、そこにハモンド兄弟が襲ってきて……
西部劇の老優となったジョエル・マクリーとランドルフ・スコットが時代遅れの老ガンマンを好演しています。銀行家との仕事の契約でマクリーは身なりを整えているのですが、上着からのぞいたシャツの袖口はボロボロで、説明しなくても金に縁のない生活を送ってきたことがそれだけでわかります。このような細かい演出が随所に見られ、登場人物像を膨らましています。アクションばかりが中心になって、人間が描けていない最近の映画にはない魅力ですよ。それにしても、人生のたそがれとなった男を描かせたらペキンパーは巧いなァ。
PS3で、『ドラゴンエイジ:オリジンズ』を開始する。主人公を作成して開始ですが、まずはコントローの操作に慣れるのと、ゲーム進行の特徴の把握ね。
物語の背景は、「世界を征服した賢者たちが神の国に攻め入り、創造主の怒りに触れて罰を受け、ダークスポーンになる。ダークスポーンは世界を破滅に導く恐怖となったが、ダークスポーンと戦うために種族や身分の垣根を越え、世界中から勇敢な戦士や魔道士が終結した。彼らはグレイ・ウォーデンと呼ばれ、ダークスポーンから世界を守ることに成功する。しかし、時が流れ、グレイ・ウォーデンの数は減り、ダークスポーンの脅威にさらされることになった」
でもって私が作った主人公は、人間の貴族の男で戦士。名前はジャンゴ。クーズランド家の末子で、飼い犬の名はリンリン。
「クーズランド家の末子ジャンゴは、父とハウ伯の会話から、ダークスポーンとの戦いに兄が出征することを知る。ジャンゴも出征したかったが、台所で愛犬リンリンとネズミ退治。兄が出征した夜、ハウ伯の兵士が襲ってくる。ジャンゴはリンリンを伴って戦うが、父は死に、ジャンゴはグレイ・ウォーデンの勇士ダンカンに救出される。ジャンゴはダンカンにオスタガー城へ連れてこられ、ケイラン王に謁見する。ジャンゴと同じようにダンカンに連れてこられたダベスとジョリーに出会い、グレイ・ウォーデンのアリスターと知り合う。グレイ・ウォーデンになる儀式に必要なアイテムを探しに、アリスター、ダベス、ジョリーとユーカリ荒野へ。狼やダークスポーンに襲われるが、アイテムを見つけ洗礼の儀式へ」
海外ゲームの日本移植版なので、英語会話に日本語字幕が出ます。大人向けということで、戦闘シーンは血が吹き飛び、終了後には返り血を浴びています。結構、感情移入できますな。