名作西部劇の後日談

nostalji2012-07-16

昨日は西部劇研究会で『ブラックソーン』(2011年/監督:マテオ・ギル)を観る。ボリビアで死んだとされる『明日に向かって撃て!』のブッチ・キャシディが、実は死んでおらず、ジェームズ・ブラックソーン(サム・シェパード)と名を変えてボリビアで20年もの逃亡生活を続けているんですな。ある日、エドアルド(エドゥアルド・ノリエガ)という若者に襲われて逆に彼を捕らえます。エドアルドは、自分は地獄のような鉱山から金を奪ってきた技師で、追手と間違えたと説明します。そして、分け前を与えるので金の隠し場所まで追手から守って欲しいと頼みます。ブラックソーンは、その若者に自分の若かりし頃と重ね合わせ、助けることにするんです。追手を次々に倒していきますが、ウユニ塩湖でエドアルドを逃がすために別れ別れになり、ブラックソーンはケガと渇きで行き倒れとなり、医者にかつぎこまれます。医者はブラックソーンがブッチと気づき、ブッチを長年追ってボリビアに住みついたピンカートン探偵局員に知らせますが、局員はかつてブッチに命を助けられたことがあり、強い者からしか奪わないという彼のこれまでの犯罪哲学から見逃すことにします。エドアルドが奪った金は貧しいインディオたちが血と汗で開発した鉱山から奪ったものだという局員の話を聞いたブッチはのエドアルドもとへ……
フラッシュバックでサンダンス・キッドやエッタとの過去の出来事が描かれ、エッタとの別れやサンダンス・キッドの最期が出てきます。それで観客はブラックソーンがブッチ・キャシディと判るんですね。日本語字幕なし(英語字幕はついていたが)で、予備知識なしでは私の英語力では内容を100%理解するのは不可能だったんですが、京都で行われた映画祭で公開されていて、それを観ていた友人のおかげで把握できました。全体的にこじんまりした作品で、大うけするようなところはありませんが、ロングで撮ったウユニ塩湖での追跡シーンは空間的な拡がりがあってグッドです。BSの紀行番組で知ったのですが、ウユニ塩湖は雨が降ると鏡のようになるんですね。せっかくウユニ塩湖でロケしたのに、映画に出てこなかったのは残念!
PS3で、『ドラゴンエイジ:オリジンズ』をプレイ。ハロモント卿の頼みでブランカを捜しに地底回廊へ。地底回廊の入り口でドワーフの戦士オグレンを仲間にし、アリスターに変えてオグレンをパーティに加えました。強敵が多く、クリアするのに結構時間がかかりましたよ。