理由はわからないが

nostalji2012-07-22

録画していた『次郎長三国志・第三部』(1964年・東映/監督:マキノ雅弘)を観る。清水港に帰ってきた次郎長(鶴田浩二)一家に石松(長門裕之)と追分三五郎(品川隆二)が、行き倒れの力士・八尾ヶ岳久六(遠藤辰雄)一行を連れてきます。彼らを助けるために相撲興行を計画し、同時に花会を催すんですな。黒駒勝蔵(丹波哲郎)が花会に訪れ、子分の大岩が遺恨のある三五郎を見つけます。大熊(水島道太郎)に遺恨のある勝蔵の身内の祐天仙之助(加賀邦男)が大岩と次郎長一家に殴り込みしようとするのを知った三保の豚松(佐藤晟也)が次郎長一家へ。次郎長一家は祐天たちを返り討ちにしますが、黒駒一家との関係が険悪になります。甲州にある大熊の賭場を荒らしまわる黒駒の身内・猿屋の勘助(石山健二郎)の様子を探りに行った投げ節お仲(丘さとみ)が勘助に捕まったという小政(里見浩太郎)の知らせで、お仲救出に次郎長一家は甲州へ。
大政が大木実から中村竹弥に、三五郎が大村文武から品川隆二になりました。二人とも役者としては悪くないのですが、シリーズ途中からキャストが代わるのは違和感があります。特に今回のように続けて観ている時はね。小政でもって、シリーズ中の次郎長一家が勢揃いしたのですが、多彩な登場人物がバランスよく、調和のとれたアンサンブルを作り出しているだけにキャストは固定して欲しかったですねェ。