何もない時は

nostalji2012-08-25

古いキネマ旬報(1962年10月秋の特別号)をながめる。特集は“映画批評に対する意見”で、映画が衰弱した原因の一つが映画批評の怠慢というキネ旬の提示に対しての映画評論家・映画監督・文芸評論家の意見が載せられています。観客からの意見がなかったのは残念ですが、主観が中心となる観客の意見を載せたら整理がつかなくなるでしょうね。映画が衰弱したのは、テレビの影響で、金を出してまで観たいと思う面白い映画が少なかったからです。テレビ放映される当時の映画を観ていて、資料的価値はあっても面白いと思うものは少ないですからねェ。
昨夜はBS『薄桜記』に続いて、フジで『剣客商売』を観る。時代劇が消滅の中で細々と製作された貴重なものです。『剣客商売』は、山形勲加藤剛中村又五郎加藤剛藤田まこと渡部篤郎藤田まこと山口馬木也とこれまで何度もテレビ化されており、今回は北大路欣也斎藤工ね。線が少し細いものの斎藤工はマアマアの出来といえます。緒形拳が存命の頃、『剣客商売』は緒形拳緒形直人の実の父子だったらピッタリじゃないかと思っていました。『薄桜記』は、どうしても映画の市川雷蔵勝新太郎と比べちゃうんですよね。山本耕史はマアマアなんですが、高橋和也がねェ……
PS3で『ドラゴンエイジ:オリジンズ・アウェイキング』をプレイ。ビルジ要塞のダークスポーンを撃退中に魔道士のアンダース、ローグのナサニエルオリジンズでもメンバーだったドワーフの戦士オグレンが仲間になりました。美人戦士のマイリがグレイ・ウォーデンの儀式で死んだのは残念。クリアできるサイドクエストを片付け、アマランシンの町へ。