本日も

nostalji2012-11-12

『隠密剣士(第8部忍法まぼろし衆)』の第7回〜第10回を観る。第7回「茜部一無の死」は、周作と新太郎によってつきとめられたまぼろし衆の隠れ家には、“闇の大老”の正体を探る手掛かりが残されていて、茜部一無が見張っていた伊賀同心を倒し屋敷に忍び込みます。しかし、秋草新太郎が待ち受けていたのね。一無は手傷を負って逃れ、松平定信の側近・六角右京太夫の屋敷を襲いますが、追ってきた新太郎に倒されます。
第8回「忍び名は影陽」は、影陽左門馬が御用商人から御用金の1万両を奪い、代わりに火薬を入れて江戸城御金蔵を爆破しようと計画します。商人の娘を人質にして新太郎を殺そうと余計なことをしたため、新太郎に倒されるのです。
第9回「甲賀の金剛」は、伝馬町の牢屋敷から凶悪な囚人を脱獄させて江戸の町の治安を悪化させようと金剛が企むのね。金剛は浪人に変装(瑳川哲朗)して辻斬りをくりかえし、新太郎にわざと捕まって牢屋敷に入り込みます。しかし、新太郎が太刀筋から金剛と気づき、金剛の計画は失敗します。
第10回「或る忍者の掟」は、新太郎暗殺のために、金剛は甲賀から蜘蛛の兵衛(植村謙二郎)を呼び寄せます。新太郎と遁兵衛の留守を見計らって周作を眠らせ、火薬を仕掛けて殺そうとしたり、娘と協同で天井と床下からの同時攻撃を試みますが、新太郎の前に倒されます。兵衛の姿を映さず、兵衛の目線で描いていく映像的試みは意欲的で面白かったのですが、最後まで続かなかったのが残念です。死んだ時に初めて顔がわかる演出だったら良かったのにね。