変わった芸名

nostalji2012-12-21

ビデオに録画保存していたテレビ時代劇『剣』の14話と15話を観る。
第14話「天一坊と伊賀亮」(監督:土井通芳、脚本:橋本忍)は、有名な天一坊事件の物語。刀の持ち人は主人公の天一坊(津坂匡章)でも伊賀亮(島田正悟)でもなく、家来の赤川大膳(最上竜二郎)ね。本人は偽物だと思って徳川に一泡吹かせようと大芝居をうったのですが、本物のご落胤だったという皮肉な結末になっています。軽薄だけど、どこか陰のある天一坊のキャラは津坂匡章(現:秋野太作)にピッタリでした。大岡越前岡田英次と伊賀亮の島田正悟の対決もね。最後に捕り方相手に大立ち回りをする最上竜二郎は新国劇の役者かなァ。
第15話「あだ花」(監督:山田達雄、脚本:井出雅人・永井素夫)は、想いを寄せる旗本家の娘に翻弄される下僕の物語。刀の持ち人は、下僕の伝七郎(ハナ肇)ね。当主が死んで跡取りのいない旗本家を断絶させない為に叔父(加藤嘉)が、旗本家の娘ぬい(しめぎしがこ)に婿をとらせることにします。ぬいは父が死んでも遊びまわっている奔放な女で、婿入りする相手が気に入らず、家の金と刀を持ち出して伝七郎と旅に出ます。ぬいに想いを寄せている伝七郎はぬいの言いなりなんですな。ぬいはそれを知っていて伝七郎を翻弄します。金を盗まれ、旅にも飽きたぬいは、伝七郎にかどわかされたと役人に訴え、伝七郎から逃げようとしますが、裏切られたと知った伝七郎は……
画像は、しめぎしがこ。テレビドラマや映画(大映)では悪女役ばかりね。変わった芸名だったので記憶に残っている女優で〜す。