懐かしのドラマ復活

nostalji2013-01-13

WOWOWで始まった『ネオ・ウルトラQ』の初回を観る。『ウルトラQ』は、1966年に放送された円谷プロが製作したテレビシリーズで、特撮と怪獣で人気番組となりましたが、社会の矛盾や未知への恐怖といったものがテーマとして描かれており、子どもだけでなく大人の鑑賞にも耐える良質なSFドラマでした。そのテーマ性を踏襲して復活させたのが『ネオ・ウルトラQ』ね。レギュラーの設定は、WOWOWで一昨年に放送された『ウルトラQ』のミニドラマ部分を基にしていますね。バー「トビラ」を集合場所に、心理カウンセラー(田辺誠一)、雑誌のライター(高梨臨)、バーのマスター(尾上寛之)が不可思議な事件を追っていくのです。
第1話「クオ・ヴァディス」は、ただ歩き続けるニルワニエという怪獣が現れ、それに対する人々の反応を描いた作品。人間と自然の共生をテーマにしているらしいのですが、怪獣に家族を殺されたという男とニルワニエの関係が不明で、今イチしっくりきませんでした。
ビデオに録画保存していたテレビ時代劇『剣』の第32話「おかる勘平」(監督:工藤栄一、脚本:橋本忍)を観る。“忠臣蔵”で有名な“おかる勘平”を新解釈した物語です。刀の持ち人は、早野勘平(加藤剛)ね。赤穂藩大阪蔵屋敷の勘平は、上司の大野定九郎が藩の塩を横流しして逐電したことから、責任を問われて浪人となります。恋人おかる(伊藤栄子)の実家で百姓をしていたのですが、討入メンバーに加わるために金が必要となるのね。でもって、『仮名手本忠臣蔵』の五段目となるのです。違うのは、勘平が定九郎を鉄砲で撃つのでなく、刀で斬ることで〜す。