これが元ネタか

nostalji2013-01-16

ビデオに録画保存していたテレビ時代劇『剣』の34話と35話を観る。
第34話「瓦版ねずみ小僧」(監督:渡辺祐介、脚本:安藤日出男)は、丁稚小僧のために強欲な質屋から刀を盗むねずみ小僧の物語。刀の持ち人は、小僧の父親・源内(滝田祐介)ね。怪盗ねずみ小僧(田中邦衛)は、普段は和泉屋次郎吉として小間物屋を営んでいるのですが、丁稚小僧の勘太(保積ペペ)は薄々正体に気づいていて、ねずみ小僧にあこがれています。源内は主家への帰参がかない、質屋に預けていた刀をうけ出そうとしますが、質屋(三島雅夫)は法外な金を要求するのね。それを勘太から聞いて怒った次郎吉は、捕り手に追われた時に匿ってくれた小唄の師匠(実は女盗賊)の胡仙(木村俊恵)と難攻不落といわれる質屋の土蔵から刀を盗み出すのです。田中邦衛がとぼけたキャラクターで、女盗賊の木村俊恵のやりとりが面白く、『浮世絵女ねずみ小僧』の小川真由美とのやりとりを想いだしましたよ。
第35話「祭り囃子」(監督:中川信夫、脚本:岡田正代・国弘威雄橋本忍)は、家名を大事にする妻と自由に生きたい夫との悲劇を描いた物語。刀の持ち人は、家を出た夫を連れ戻そうとする妻・たか(久我美子)ね。酒井文之進(平幹二朗)は、酒井家の養子で暇さえあれば釣りをしています。妻のたかは出世欲のない夫に不満で、口を開けば家名のことばかり。息子を早く元服させて、息子に期待している感じね。文之進は息子が元服した日に家出します。たかは文之進を愛していることに気づき、文之進を捜しますが、見つけた時は文之進は常磐津の師匠(北林早苗)と同棲しています。結局、文之進を取り戻すことができず、持参した刀で無理心中ね。たかの心の動きが曖昧で今イチぴんときません。複数の脚本家の意図するものに食い違いがあったような気がします。