最近のプロレス

nostalji2013-01-29

今月はプロレスを欠かさずに観る。昨年末に本の整理をしていて出てきた『プロレス名鑑(1999ゴング)』をパラパラ見ていたら、急にプロレスが観たくなったのね。CATVで放送されているプロレス番組を片っ端から観たのですが、往年のプロレスの面白さを感じることはできませんでした。海外のWWEとTNA、日本の新日本・全日本・NOAHドラゴンゲート、お笑いの西口プロレスまで観たんですよ。
WWEとTNAはマイクパフォーマンスばかりで、肝心の試合まで待ちくたびれます。試合内容も大技は繰り出すものの、テクニックは今イチですな。プロレスの実力より、マイクによる観客へのアピールが人気の要素ね。その点、まだ日本のプロレスの方がましなんですが、これまた必殺技が一発で決まらない。たまには相手の必殺技に耐える凄さを見せるのはいいのですが、毎度、毎度では必殺技の価値が薄れますね。各団体とも試合演出が同じで、工夫がありません。タイトルマッチは、若い人は知らないだろう昔のような61分3本勝負を復活したらどうですかね。1本勝負より演出の幅が広がり、新たな興奮が生まれると思いま〜す。
ビデオに録画保存していたテレビ時代劇『剣』の第40話「魔性」(監督:岡本愛彦、脚本:中島丈博国弘威雄)を観る。女郎屋を守ろうとする女を描いた物語。刀の持ち人は、殺し屋浪人・長左古伴内(木村功)ね。女郎屋の女房おつま(河村有紀)は、落ち目のヤクザ一家に所属する亭主の辰蔵(佐野浅夫)が一家の金の工面をしているのが不満なんですな。亭主に頼まれて商人の新助(田村正和)を誘惑して金を貢がせる一方、バクチのかたに刀を取り上げた伴内に惹かれ、伴内に辰蔵へ金工面を依頼する者たちを殺させます。しかし、店の金を使い込んだことがバレた新助に無理心中を迫られて……
おつまの性格が曖昧で、今イチしっくりこない内容でした。結局、何をしたかったのか解らないのです。