風景だけで満足

nostalji2013-02-08

西部劇DVDの『インディアン渓谷』(1946年/監督:ジャック・ターナー)を観る。オレゴン州ジャクソンビルで雑貨屋を営むローガン(ダナ・アンドリュース)は、ルーシー(スーザン・ヘイワード)を愛していますが、彼女は金融業を営む親友のカムローズ(ブライアン・ドンレビー)と婚約します。町はずれのダンス一家の農場で暮らしているキャロライン(パトリシア・ロック)はローガンを慕っていますが、ローガンの仕事を手伝っている若者ヴェーンはキャロラインに恋しているというメロドラマ風の話のあと、賭博で借金したカムローズが預かり金を横領し、横領された砂金採りが殺されてカムローズが犯人として捕まるんですな。ローガンと敵対するならず者(ワード・ボンド)がインディアンの娘を殺したことからインディアンが白人を襲撃するクライマックスとなります。ローガンはカムローズを逃がし、インディアンに襲われているキャロラインをヴェーンと救出しますが、町に戻ると、ローガンの店は焼かれカムローズは殺されています。キャロラインは生き残ったダンスの家族と暮らす決意をしてヴェーンを選び、ローガンは新しい生活をするためにルーシーとサンフランシスコへ。
原作はアーネスト・ヘイコックスの小説ね。緩い展開で緊張感はなく、ラストも型通りですが、オレゴンの森林地帯を舞台にした西部劇というのが珍しく、その美しい風景に魅了されました。それと、ホーギー・カーマイケルが出演していたのも嬉しかったですね。『ララミー牧場』が想い出されま〜す。