思い出しながら

nostalji2013-02-24

『チャンピオン太』(吉田竜夫:画、梶原一騎:作)の第4巻を読了。太の持つ太平洋岸王座にグレート・アポロが挑戦しますが、レスラーの必殺技の破り方を発見し、他のレスラーに売るという死の商人がついてきます。二人の試合を見てダブルノックアウトQの弱点を見つけるのね。第5回ワールドリーグ戦がはじまり、太はジノ・マレラ(後のゴリラ・モンスーン)、フレッド・アトキンス、カウボーイ・ボブ・エリスを破りますが、死の商人から秘策を買ったキラーX(正体はフランク・タウンゼット)にダブルノックアウトQを破られ、敗れます。必殺技をなくした太は連敗しますが、ヘイスタック・カルホーンとの一戦で新必殺技のヒントをつかみ、大空中がためを完成するんですな。新必殺を破ろうとする死の商人海上で戦い、海中に落ちて溺れそうになる死の商人を自らの危険もかえりみず助けた太の行動に死の商人は改心して熱い涙を流すのです。力道山の挑戦を受けたデストロイヤーの必殺技・4の字がためを身体の関節を自由自在に外して破った古武術の紅吹雪一族が日本プロレスに挑戦を……
第5回ワールドリーグ戦には上記の他に、キラー・コワルスキーパット・オコーナー、サンダー・ザボーが外人組で出場しています。力道山キラー・コワルスキーの優勝戦にWWAタイトル戦のために来日したデストロイヤーが現れ、握手を無視したコワルスキーを平手打ちしたデストロイヤーの迫力が忘れられません。4の字がためは初めて見る技で、デストロイヤーと力道山が反転しあう死闘(うつぶせになると逆にデストロイヤーが痛めつけられる)は凄かったですね。