頼みの綱は爺さんたち

nostalji2013-03-17

録画していた『バトルシップ』(2012年/監督:ピーター・バーグ)を観る。地球に似た惑星が見つかり、ハワイ・オアフ島に設置した通信設備からメッセージを送ったら、その惑星から地球侵略のために5機の宇宙船がやってくるのね。通信専用の宇宙船が事故で墜落し、オアフ島の通信設備を利用して自星へ連絡するために4隻がハワイ沖へ。ハワイ沖では環太平洋合同演習リムパックが行われており、米駆逐艦2隻と日本の駆逐艦1隻が正体不明の海上落下物を調べに行って、宇宙船母艦が発生させたオアフ島まで被うってしまう巨大なバリア内で宇宙船と戦うことになるんですな。シェーン提督(リーアム・ニーソン)率いる主力艦隊は強大なバリアを破ることができません。
駆逐艦の艦長は、ストーンとアレックス(テイラー・キッチュ)の兄弟で、出来の良い兄に比べて、アレックスは演習後クビを言いわたされている問題児。ストーンの船は撃沈されて戦死し、日本の駆逐艦も沈められ、救出された艦長のナガタ(浅野忠信)とアレックスが協力しあって宇宙船をやっつけるんですな。一方、オアフ島傷痍軍人のリハビリをしているシェーン提督の娘でアレックスの恋人サマンサ(ブルックリン・デッカー)が通信設備の破壊活動をすることになり……
ナガタが津波ブイの動きから敵の動きを予測してミサイルを命中させるのは、テレビゲームで培われた日本人ぶりを示していてグッド。浅野忠信は準主役で結構おいしいところを頂いています。地球までやってくる高度なエイリアンにしては、人類の火器で対抗できる(最後は戦艦ミズーリによる砲撃)なんてツッ込どころは多いですが、煎餅をかじりながら能天気に見ている分には楽しいです。バリアと主力艦隊との位置関係や、バリアの全体像が映像表現されていないのは不満ですけどね。