影響作品ということで

nostalji2013-03-29

ビデオでマカロニ西部劇『真昼の用心棒』(1966年/監督:ルチオ・フルチ)を観る。農場を兄のジェフ(ジョージ・ヒルトン)に譲って旅に出ていたトム・コーベット(フランク・ネロ)は、友人からの手紙で故郷に戻りますが、農場はスコット(ジョン・マクダグラス)のものとなっており、銀行もスコットの所有で町はスコット一家に牛耳られているんですな。ジェフは呑んだくれていて事情を話さず、手紙をくれた友人は一家皆殺しにあいます。スコットに会いに行ったトムは、スコット・ジュニア(ニーノ・カステルヌオーボ)に鞭のリンチを受けるのね。ジェフと一緒に暮らしているトムの乳母がトムに事情を語ろうとしてスコット一家に撃ち殺され、ジェフとトムはスコットと戦うためにスコットの牧場へ。途中でジェフから意外な事実を聞かされ、トムと話し合いにきたスコットはスコット・ジュニアに殺されます。トムはスコット・ジュニアと対決するために……
この作品も『ジャンゴ繋がれざる者』に影響を与えており、オープニングでメキシコ農民に犬をけしかけて噛み殺させたり、ニーノ・カステルヌオーボの白い服装はドン・ジョンソンのそれと同じね。『刑事』や『シェルブールの雨傘』で、クラウディア・カルディナーレカトリーヌ・ドヌーブの恋人役だった二枚目のカステルヌオーボが異常性格の悪党を演じていたことが、ディカプリオがキャスティングされた理由にあったんじゃないかな。
ネロとカステルヌオーボは実は兄弟で、父は性格異常のカステルヌオーボでなくネロに遺産を譲るために友人に手紙を託したわけね。ヒルトンとネロは異父兄弟ということで、ヒルトンの話からすると、ヒルトンの父を殺してヒルトンの母親を犯して産まれたのがネロということになるのかな。ネロが赤ん坊の時に母は死んでおり、ヒルトンとネロは乳母に育てられたようね。この辺の血縁関係は曖昧ですが、マカロニは人間ドラマが目的でなく音楽(セルジオ・エンドリコの主題歌はベリーグッド)と射ち合いを楽しめばいいのです。クライマックスの大銃撃戦はガンプレイが豊富で、これぞマカロニで〜す。
PS2のゲーム『レッド・デッド・リボルバー』のステージ23と24をクリア。
ステージ23「バトルロイヤル」は、ブリムストンの町に戻り、酒場でスキルゲージ追加アップ商品や武器屋で性能の良い武器を購入して、バトルロイヤルに参加します。決闘が二連続。ガブリエルとキッド・クーガーを倒して終了です。キッド・クーガーは、『クイック&デッド』のディカプリオみたいな奴ね。
ステージ24「決戦」は、無法者たちの黒幕で父の仇がグリフィン知事とわかります。知事に命じられたミスター・ケリーとの決闘。頭に3発ぶち込まないと勝てないので、相当苦労しました。勝っても、街中でケリーと対決となり、自分がやられるだけでなく、町民に流れ弾が当たって死んでも決闘からのやり直しとなるので、何度リスタートしたことか。