野蛮人なのは

nostalji2013-04-06

ディー・ブラウン:著(鈴木主税:訳)の『わが魂を聖地に埋めよ(下巻)』(草思社文庫:2013年2月8日第1刷発行)を読了。下巻の各章は次の通りで、10章:キャプテン・ジャックの試練、11章:野牛を救うための戦い、12章:ブラック・ヒルズをめぐる戦い、13章:ネ・ペルセ族の逃避行、14章:シャイアン族の大移動、15章:スタンディング・ベア人間となる、16章:「ユート族は立ち去らねばならぬ!」、17章:最後のアパッチ族酋長、18章:幽霊の踊り、19章:ウーンデッド・ニー、となっていて、1860年代末から90年のウーンデッド・ニーの虐殺に至るまでのインディアンに対する迫害史です。記録された酋長たちの言葉は詩的で、高貴な精神と自然崇拝の美徳が息づいています。文明を声だかにさけぶ白人の方が野蛮人だよ。
昨夜は『妻は、くノ一』と『女信長(第1夜)』を観、今夜は『大岡越前』と『女信長(第2夜)』を観る予定。『女信長』は、織田信長が女だったというトンデモ時代劇。徳川家光が女だったという時代劇がありましたが、トンデモ度合は韓国時代劇以上になっています。それにしても、天海祐希の信長は宝塚といった感じね。
大岡越前』は、今夜が2回目。加藤剛が主演した人気時代劇(TBS系列で1970年代に放送)のリメイクです。主演の東山紀之は折り目正しく気品があってグッドですが、脇役が少し弱いですかね。それでも現在、時代劇を継続的に製作できるのはNHKぐらいなので、他局で人気のあった時代劇をリメイクするのは大歓迎で〜す。