ポーランド人、スウェーデン人、そして……

nostalji2013-04-12

マカロニ西部劇のDVD『新・脱獄の用心棒』(1971年/監督:ドゥッチオ・テッサリ)を観る。『豹/ジャガー』『ガンマン大連合』と同様な、フランコ・ネロが出演したメキシコ革命ものです。ロシア侯爵を名乗る詐欺師(フランコ・ネロ)が、財宝が隠された村の名を偶然知りますが、隠し場所はわかりません。それで、隠し場所を知っているメキシコの盗賊(イーライ・ウォラック)を刑務所から脱獄させて、“脱獄の用心棒”ね。ウォラックは隠し場所は知っていても、村の名は知らないので、互いに腹の探り合いとなります。この二人に絡むのが、メキシコ革命を成功させようとしているアイルランドの女性ジャーナリスト(リン・レッドグレーブ)で、ウォラックを革命指導者に仕立てるんですな。メキシコの将軍(エドアルド・ファヤルド)を倒し、手に入れた財宝はメキシコ革命軍へ。
全体的にコメディタッチで緊迫感はありません。かといって、大笑いするようなギャグもないしね。2流監督のテッサリなので、予想通りの演出内容でした。この作品は劇場公開されておらず、このDVDには東京12チャンネル(現:テレビ東京)で放映された時の吹替えバージョンがついています。ネロの声は納谷悟朗ね。1970年代は、毎日どこかの局で洋画劇場が放送されていて、劇場未公開作品も数多く放映されていました。特に東京12チャンネルは放映権料の安いB級C級作品が多くて、楽しませてもらったもので〜す。