トンデモ時代劇だが

nostalji2013-05-22

ビデオに録画保存していた時代劇映画『笛吹若武者』(1955年・東映/監督:佐々木康)を観る。玉織姫(美空ひばり)は、母(月丘千秋)と父に会うために都へ上る途中で平敦盛大川橋蔵)と出会い、互いに惹かれあいます。ところが、玉織姫の父は敦盛の父・経盛(宇佐美淳也)であったことから、二人は異母兄妹とわかり、なさぬ恋となるんですな。玉織姫を見初めた関白は、強引に自分のものにしようとして叡山に連れ出します。しかし、実の父が経盛でなく後鳥羽上皇であったことを知った敦盛は、玉織姫の後を追って助け出しますが、都は木曽義仲によって占領されており、源氏の兵に追われることになるのね。須磨の海岸で源氏の武将・熊谷直実(大友柳太朗)に見つかりますが、直実は敦盛を殺さず、二人は舟に乗って何処かへ。
知らないで愛しあった二人が異母兄妹と知らされ、悲劇になるかと思いきや、父親が違っていて結ばれるという内容や、二人の恋の邪魔をする意地悪な女や男が登場したりと、韓国ドラマのような作品でした。史実無視のところもね。韓国の方が昔の日本映画のマネをしたんでしょうけどね。大川橋蔵の初主演作で、ひばりにオンブダッコです。兄というより弟という感じでしたねェ。