敵はインディアン

nostalji2013-08-31

西部劇DVDの『勇魂よ永遠に』(1950年/監督:ウィリアム・キーリー)を観る。南北戦争末期、南軍のパーストウ大尉(エロール・フリン)は、密命を受けて部下8人と無法者の首領コール・スミス(ハワード・ペトリー)に会いにロッキーマウンテンの岩山に行きます。無法者を使ってカリフォルニアを南軍支配下におく計画だったのね。ところが、インディアンに襲われた駅馬車に乗っていた女性ジョアンナ(パトリス・ワイモア)を救ったことから事態は思わぬ方向へ。
ジョアンナの婚約者である北軍将校リッキー(スコット・フォーブス)が彼女を捜しに現れますが、パーストウに捕まり捕虜になります。インディアンの大群が迫っており、加勢を連れてくるといって去ったスミスはインディアンに殺されますが、リッキーは脱走に成功。岩山はインディアンに包囲され、ジョアンナを逃がすためにパーストウ大尉たちは囮となって玉砕します。ロッキーマウンテンの岩山に、リッキーたち北軍によって南軍旗が掲げられ、“勇魂よ永遠に”ね。
この作品はエロール・フリンの最後の西部劇で、昨日の『西部の二国旗』と同じような題材ですが人間ドラマとしての葛藤がなく、エロール・フリンの英雄的行動だけを目立たせる内容なっていま〜す。
画像は、エロール・フリン。常に散髪後のパリッとした恰好をしているフリンが埃っぽい服装をしているのは珍しいです。