第1作だけは観ていたが

nostalji2013-09-12

録画していた『無宿人御子神の丈吉・川風に過去は流れた』(1972年・東宝池広一夫)を観る。妻子を殺された御子神の丈吉(原田芳雄)が、仇の長五郎(井上昭文)を狙って榎松一家の花会に乗り込むが逆に捕まります。韮崎の重三郎親分(内田朝雄)によって命だけは助けられ、その後、重三郎親分の家出した娘お雪(中野良子)と係ることになるんですな。前作で片目をつぶされた怨みを持つ巳之吉(菅貫太郎)が丈吉を襲い、その戦いに巻き込まれてお雪は死にます。丈吉はお雪の遺髪を届け、重三郎親分から長五郎が国定忠治峰岸徹)と松戸の助三郎(安部徹)のところにいると知らされ……
続編ということで、国定忠治や疾風の伊三郎(中村敦夫)が登場しますが、中途半端な扱いで、いてもいなくてもいいような存在です。長五郎も前作の内田良平から井上昭文に代わり、気に入らないなァ。
内容もエピソードを盛り込みすぎて、全体的に厚みがありません。女優との絡みも、前半の中野良子、後半の市原悦子と2話分のテレビドラマを観た感じね。前作が期待を持たせる内容だっただけに、しっかり作って欲しかったで〜す。