まとまった時間ができたので

nostalji2013-09-14

録画していた西部劇『ワイアット・アープ』(1994年/監督:ローレンス・カスダン)を観る。劇場公開されて以来の再見です。中古ビデオ屋でゲットしたビデオソフトを所持していたのですが、結局観ずじまいだったなァ。いつか観ようと思いながら、いつでも観ることができるという安心の気持ちと、上映時間3時間11分という長さに敬遠していたんですな。『ダンス・ウィズ・ウルブス』のビデオソフトも同じようなことになりそうだ。
でもって、再見した感想は劇場公開時の感想と同じね。厳格な父(ジーン・ハックマン)に育てられた少年時代から、運送馬車の護衛・拳闘のレフリー、恋・結婚・妻の死、酒浸りの日々の青年時代を経て、エドビル・プルマン)とバット(トム・サイズモア)のマスターソン兄弟と知りあうバッファロー狩りの後、ウィチタの町で正義の保安官誕生となります。ドク・ホリデイ(デニス・クエイド)との友情、OKコラルでの決闘とその後の復讐戦までのワイアット・アープ(ケビン・コスナー)の人生が描かれているのですが、総花的でダイジェスト映画の感じがします。
ドク・ホリデイとの友情成立過程などは、『OK牧場の決闘』と比べると、全然食い足りません。トゥームストーンでのカウボーイ組との対決も肝心のカウボーイ組の説明が不足で、『トゥームストーン』と比べると盛り上がりに欠けるんですよ。アープの人生を描くことによって、アープの人間性が深く表現されているかというとそうでもなく、何もかも中途半端な出来です。今後、再見することは、もうないでしょう。