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nostalji2013-10-02

西部劇ビデオの『駅馬車』(1986年/監督:テッド・ポスト)を観る。ジョン・フォードの名作『駅馬車』のリメイクです。基本的なストーリーはオリジナルと同じですが、ドクがドク・ホリデイ(ウイリー・ネルソン)になっていたのはビックリ。トントの町にいたドクがローズバッグで乗りかえてトゥームストンに行く予定なんだと。歯医者なのにルーシー(メリー・クロスビー)の出産に立ち会うのね。口から生まれてくるわけじゃあるまいし。
ルーシーにつくす賭博師のハットフィールド(ウェイロン・ジェニングス)は、インディアンの襲撃において死にません。死ぬのは銀行の金を横領したゲートウッド(トニー・フランシオサ)で、ウイスキー商人のピーコックのようにインディアンの矢に当たるんですな。ピーコック(アンソニー・ニューリー)は護衛の騎兵隊が引き返した時に、一緒にトントの町に引き返し、駅馬車に乗っているのは途中までね。
プラマー兄弟の偽証によって入獄したリンゴ・キッド(クリス・クリストファーソン)は無実をはらすために脱獄したのですが、ローズバッグの町でプラマー兄弟と決闘になります。3人を相手にするのでなく、長男と1対1の決闘ね。後ろからリンゴを狙っていた二人は、ドクとハットフィールドに阻止されます。保安官(ジョニー・キャッシュ)が兄弟から偽証の事実を訊きだし、リンゴは駅馬車道中で愛しあうようになったダラス(エリザベス・アシュレー)と手に手を取って、晴れて新生活へ。
製作者の一人としてウイリー・ネルソンが名を連ねており、リンゴ・キッドよりもドク・ホリデイが主人公のような内容になっています。タイトルソング(ウイリーのオリジナル曲)も歌っているしね。緊張感のない展開で、とても褒められたような作品ではありませ〜ん。