昨日に続いて

nostalji2013-10-03

西部劇ビデオの『夕陽のストレンジャー』(1986年/監督:ビル・ウィットロフ)を観る。これまた、ウイリー・ネルソンが製作に加わった作品です。もちろん音楽はウイリー・ネルソンです。
東部から布教のために新妻レイシャ(モーガンフェアチャイルド)とモンタナのドリスコルの町にやってきたジュリアン(ウイリー・ネルソン)は、ラーン(ロイヤル・ダノ)を長とするクレイバー一家の嫌がらせを受けます。クレイバー一家は町の水を支配しており、ジュリアンは壊された井戸を復活させようとするのね。事なかれ主義だった保安官のスコビー(R・G・アームストロング)も協力するようになり、井戸から水が出るようになります。クレイバー一家の息子のひとりが町民を殺して捕まり、縛り首になる日、西部の生活に嫌気のさしたレイシャが迎えにきた昔の恋人と駆け落ちします。ジュリアンは牧師の職を捨て、二人を追って殺害。荒んだ心でさすらいの旅を続けていたジュリアンは、ローリー(キャサリン・ロス)の農場に押し入った二人の馬泥棒を殺しますが、馬泥棒がローリーの使用人を殺したため、ジュリアンは彼女の農場で働くことにします。ジュリアンはローリーと愛しあうようになるのね。町に買い物に行った時、飲んだくれて死に場所を探しているスコビーに出会います。ドリスコル町は再びクレイバー一家に支配されるようになり、スコビーは彼らに撃たれ、彼らに脅された町民によって町から追い出されたんですな。ジュリアンとスコビーはクレイバー一家と対決するためにドリスコルの町へ……
ウイリー・ネルソンのワンマン映画で、主人公が聖職者から無法者への転落と立直りという心の起伏の大きい面白さがあるのですが、ウイリーの演技は今イチです。面白いカットが何か所かありますが、ビル・ウィットロフの演出は平凡。夕陽なんか、どこにも出てこないよォ。

ジュリアーノ・ジェンマ(75歳)が亡くなる。それも交通事故だったとのこと。ジェンマといえば、無精ひげのムサ苦しいヒーローばかりのマカロニウエスタンの中にあって爽やかイメージで女性・子供に人気がありました。彼のマカロニは、『怒りの荒野』が傑作といえるだけで、他は彼の魅力でもっているような作品ばかりでしたね。私個人としては、『南から来た用心棒』なんか大好きな作品なんですけど。ジェンマの人気度についてはココへ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/swzatu1/ggstar.htm