キャストは替わったが

nostalji2013-10-07

録画していた『怪奇大作戦ミステリー・ファイル』を観る。西島秀俊が主演した“セカンドファイル”が面白くて(全3話しかなかったのが残念だが)、続編を期待していたのですが、上川隆也に替わって再登場です。
オリジナルの『怪奇大作戦』は、1968年9月〜69年3月に放送(全26話)に放送された、当時としては斬新なSFミステリードラマでした。リアルタイムでは殆ど観ていないのですが、レンタルビデオや再放送で、完全制覇。怪奇事件の裏には、科学を悪用する犯罪者がいて、その謎にSRI(科学捜査研究所)のメンバーが調査・分析してトリックを暴いていくのです。社会の歪から生まれる犯罪者の狂気と妄執は、他のミステリードラマにないハードなものでしたね。主人公は正義感あふれる体育会系の三沢京助(勝呂誉)でしたが、冷静沈着で理論派の牧史郎(岸田森)の方が、存在感があって印象に残ります。BSプレミアムで再ドラマ化するにあたり、主人公を牧史郎にしたのは賢明です。画像は、『怪奇大作戦』の岸田森
円谷プロは、『ウルトラQ』や、この『怪奇大作戦』のような、時代に先駆けた作品を創出し、カルトなファンが根づいています。WOWOWが放送した『ウルトラQ』の再ドラマ化は、チープで自己満足的な内容で期待はずれでしたが、『怪奇大作戦』の再ドラマ化は満足できるものです。製作費が違いすぎるかな。