名前だけ知っていて

nostalji2013-10-31

西部劇DVDの『復讐の二連銃』(1947年/監督:アンドレ・ド・トス)を観る。意にそわぬ結婚をさせられようとした娘が、追い出された恋人の牧場で結婚をせまる牧場主と対決する物語です。
コニー(ヴェロニカ・レイク)は、一帯を支配する牧場主アイヴィ(プレストン・フォスター)に結婚を迫られ、父の意に反して若い牧場主ウォルトと婚約します。しかし、ウォルトはアイヴィに脅されて追い出され、コニーはウォルトの牧童頭であったデイブ(ジョエル・マクリー)を雇って牧場を維持していこうとするのね。デイブが旧友のビル(ドン・デフォー)に協力を求めるべく町を出た隙に、牧場はアイヴィの焼き討ちを受けます。デイブは合法的に解決しようとしますが、コニーは手段を選ばずにアイヴィと対決しようとして……
画像は、ジョエル・マクリーとヴェロニカ・レイク。初めて観るヴェロニカ・レイクは、日本ではあまり知られていませんがアメリカでは悪女女優として1940年代に人気がありました。金髪が片目に垂れかかる独特のヘアスタイルがトレードマークで、この作品でも最初の方でチラッと見せてくれます。西部劇のため、後は髪を束ねて帽子を被っている姿ばかりなのが残念。自分の気持ちのままに男を利用して目的を遂げようとする悪女の持ち味は出ていましたね。
牛を暴走させるシーンなどにアンドレ・ド・トスは冴えを見せていますが、概ね平凡な出来。ジョエル・マクリーもヴェロニカ・レイクの毒気にあてられたか、颯爽としたところがありませ〜ん。