韓国時代劇を観ることが少なくなった分、欧米ドラマの視聴が多くなっている。映画では日米同時公開は珍しくないですが、ドラマは本国より１年以上遅れて放送されるのが普通です。ところが、ほぼ同時期に放送されるものも出てきましたね。
『ウォーキング・デッド』のシーズン４は本国と同時期の１０月からＣＡＴＶのＦＯＸで放送開始しています。ゾンビが支配する荒廃した世界を舞台に、生存者たちの生き残りドラマなんですが、ケーブルテレビ局が製作しているので規制が緩く、暴力や性描写など表現の自由度が高く、人間ドラマとしてどんどん奥が深くなっています。シーズン１はゾンビとの戦い、シーズン２はグループ内での衝突、シーズン３は生存者グループ間での抗争と、最初は単純なゾンビものと思って適当に観ていたのですが、シーズン３から目が離せなくなりましね。全米ケーブル局の最高視聴者数を塗り替えてきたのが理解できます。シーズン４では、独裁者に率いられる他グループとの戦いに勝ったリック（アンドリュー・リンカーン）たちのグループに新たなる仲間が加わり、より大きな共同体となっています。大きくなれば、それだけトラブルも発生することになり……
画像は、リック役のアンドリュー・リンカーン。
ＢＳのＤｌｉｆｅで放送している『アンダー・ザ・ドーム』も今年の５月〜９月でシーズン１が放送（全１３話）された新作で、目が離せません。原作はスティーブン・キングのＳＦ小説で、突如ドームに覆われて外界と遮断された町の群像劇です。首都が正体不明の雲に覆われる小松左京の『首都消失』に設定が似ているけど……
