録画していた『ＬＯＯＰＥＲ／ルーパー』（２０１２年／監督：ライアン・ジョンソン）を観る。時代は２０４４年、タイムマシンが開発されている未来から犯罪組織が送ってくる人物を殺す処刑人“ルーパー”がいるんですな。ルーパーのジョー（ジョセフ・ゴードン・レヴィット）は送られてきた３０年後の自分（ブルース・ウィルス）を殺しそこねます。３０年後のジョーは愛する妻を殺した犯罪組織のボス・レインメーカーが成長する前に殺そうと３０年前にやってきたのね。処刑に失敗すれば、犯罪組織に殺されるため、ジョーは３０年後のジョーを追いますが……
３０年後のジョーには３０年前に３０年後のジョーを殺した記憶があって、殺されないように逆手をつくのですが、その時点で歴史が変わり、３０年後のジョーが存在するのか疑問が残ります。釈然としませんが、サスペンスの盛り上げ方はそれなりに良くできていると思いますね。３０年後の自分を殺しそこねたジョーのルーパー仲間が拷問されて死んでいくシーンを直接見せるのでなく、逃げた３０年後の自分の身体の一部がどんどん欠落していく姿で見せる演出は上手いと思いましたよ。
画像は、ジョセフ・ゴードン・レヴィットとブルース・ウィルス。３０年後の自分のハゲ頭を見たらショックやねェ。（笑）
