サスペンス西部劇

nostalji2014-01-29

西部劇DVDの『脱獄者の秘密』(1951年/監督:マイケル・ゴードン)を観る。5人の脱獄囚が吹雪の山を越えて湖のそばの村にやってきます。探鉱者の夫たちは留守で、村には女・子供だけ。キャンフィールド(グレン・フォード)は嘘の証言で自分を殺人犯の汚名をきせたルディへの復讐が目的。囚人仲間のグリア(ザカリー・スコット)はキャンフィールドがこの村に盗んだ4万ドルを隠していると思っており、マット(ジャック・ランバート)とライミー(シリル・キューザック)は分け前にあずかろうとグリアと行動しています。若いクライド(リチャード・ヒルトン)は若い女性に対する異常性格者。村は長老のグラニー(エセル・バリモア)が女たちを指導しており、ルディの姉レイチェル(アン・ドヴォラク)と婚約者マーシアジーン・ティアニー)がグラニーの世話をしています。脱獄囚と女たちの個々の男女間ドラマや、4万ドルを巡る欲などがサスペンスを盛り上げていきます。
ラストにルディたち村の男が戻ってきて脱獄囚たちと銃撃戦になるくらいで、アクション面よりも心理面に面白さがありますね。グレン・フォードが無実とわかるラストはご都合主義ですが、人間ドラマの面白さがあって意外と楽しめました。
画像は、グレン・フォードジーン・ティアニー。ティアニーは婚約者を愛しておらず、フォードと結ばれるので〜す。