未見だったウェイン映画

nostalji2014-02-20

録画していた『サーカスの世界』(1964年/監督:ヘンリー・ハサウェイ)を観る。サーカス団長のマット(ジョン・ウェイン)はヨーロッパ巡業を決めますが、それは14年前に自分との恋が原因で夫が墜死した後、行方をくらました空中芸人のリリー(リタ・ヘイワース)を捜す目的もありました。しかし、着いた港で大事故がおこり船は転覆し、一座を解散する羽目になります。資金稼ぎにマットは、友人のカースン(ロイド・ノーラン)、リリーの娘でマットが養育したトニー(クラウディア・カルディナーレ)、トニーの恋人スティーブ(ジョン・スミス)たちとウエスタン・ショーを始めます。興行は成功し、本格的なサーカスを再起するために芸人を集め始めますが、リリーが現れ……
70ミリ映像によるサーカスシーンや災害パニックシーンのスペクタクル的楽しさを背景にしたメロドラマです。トニーとスティーブの恋に混乱する養父のマット、トニーとリリーの母娘の葛藤、マットとリリーの再燃といった通俗的な内容で、全ては最後に丸く収まるという御都合主義的娯楽映画ね。
ララミー牧場』のジョン・スミスが出ていましたが、ロバート・フラーと比べると地味な存在で映画でもパッとせず、この作品が唯一の大役じゃないですかね。サーカスといっても団長がウェインなので、ワイルド・ウエスト・ショー的シーンがたっぷりあって、ウェインが駅馬車の上から射撃を見せたり、馬上でライフルをクルクル回したりするのは嬉しかったで〜す。
画像は、ジョン・ウェインクラウディア・カルディナーレ、ジョン・スミス。