似たような邦題

nostalji2014-02-24

西部劇(マカロニ)DVDの『黄金無頼』(1967年/監督:ナンド・チチェロ)を観る。南北戦争の戦闘中に、南軍のスティル(ジョージ・ヒルトン)、ジム(エド・バーンズ)、フィデルジョージ・マーティン)は銀行の金を奪ったり武器を密売する無法者で、それがバレて軍法会議にかけられますが、司令官から金塊を奪って逃走したロイド少佐(ジェラルド・ハーター)を捕えるように命じられます。3人は監視役のローガン中尉とロイド少佐一味を待ち伏せしますが、銃撃戦の最中、金塊を積んだ馬車が暴走、追いついた時にはメキシコ山賊(ホセ・ボダロ)一味に奪われた後ね。3人はメキシコ山賊の隠れ家に忍び込みますが、ロイド少佐一味もやってきて……
爆薬のヒルトン、早撃ちのバーンズ、馬泥棒のマーティンと3人が特技を持っていて、キャラはうまく活かされているのですが、演出が一本調子で緊張感がありません。マカロニには、『黄金の三悪人』とか『○○無頼』とか、似たような題名と似たような内容の作品が多いので、監督の力量がないと印象に残る作品になりませんねェ。ちなみに、『○○無頼』は日本ヘラルドが配給したマカロニの邦題ね。ブームに乗って大量に輸入されたものだから、東和が用心棒、ユナイトがガンマン、松竹映配が一匹狼と、マカロニは似たような邦題ばかりで〜す。