昔はもっと低価格だったが

nostalji2014-02-27

スーパーで開催されていた新古書セールの一画に格安DVDのワゴンがあって、千円弱の未見の西部劇DVDがあったのでゲット。昔、駅売りなどで500円以下で売っていたPDClassic発売の新作DVDです。でもって、西部劇DVDの『荒野の風来坊』(1950年/監督:アラン・ルメイ)を観る。
風来坊の若者(ジョン・ドリュー・バリモア)が盗みに入った牧場で捕まり、殺人を目撃したことを話しますが、その場所には死体がなく、彼が語る容疑者の人相が15年前に死んだ男だったために誰にも信用されません。容疑者が姿を現すのですが、目撃するのは若者だけで……
ミステリータッチの西部劇で、ネタをあかすと15年前の牧場主間の戦いで死んだ男の息子(ジャック・イーラム)が復讐にやってきたんですな。主演のジョン・ドリュー・バリモアは、名優ジョン・バリモアの息子で、ドリュー・バリモアの父親。情緒不安定的な演技は、お世辞にも上手いとはいえません。親の七光りで役者になったのかな。監督のアラン・ルメイは、『捜索者』や『サン・アントニオ』などの西部劇の原作や脚本が何本かありますが、監督したのはこの作品だけね。全体的に平凡な演出ですが、空間的広がりのある風景だけは西部劇として満足できま〜す。