典型的なB西部劇

nostalji2014-03-02

西部劇DVDの『臆病者の烙印』(1935年/監督:サム・ニューフィールド)を観る。ジョニー・ヒューム(ジョニー・マック・ブラウン)は乗馬の名人で射撃の達人ですが、幼い頃に強盗団キャットに両親を殺され、負傷した兄を助けることが出来なかったトラウマから、銃撃戦になると陰で怯える臆病者です。友人のオスカー(シド・セイラー)と旅の途中で駅馬車強盗に遭遇し、無我夢中で拳銃を撃ちまくりトラウマを克服するのね。駅馬車に乗っていたエセル(ビリー・スワード)はジョニーを好きになり、家に招待します。エセルの父親(ロイド・イングラム)は、弟を保安官だったジョニーの父親に殺されたことを根にもっていて二人の交際に反対。ジョニーは町を立ち去るつもりでしたが、駅馬車強盗がキャット強盗団ときいて町の住民の推薦もあって保安官となり、強盗団と対決することに……
強盗団キャットの首領が二代目で、驚くべき正体がわかるラストまで、テンポのよい展開で楽しませてくれます。主演のジョニー・マック・ブラウンは、『ビリー・ザ・キッド』(1930年/監督:キング・ヴィダー)のようなA西部劇もありますが、基本的には上映時間60分前後のB西部劇スターで、1930年代には年に5〜6本のB西部劇に主演しています。本作品もマック・ブラウンの見せ場タップリで〜す。