結局ラブロマンス

nostalji2014-03-28

韓国時代劇『Dr.JIN』の最終回を観る。原作は村上もとかのマンガ『JIN〜仁』で、大沢たかお主演でドラマにもなっていましたね。幕末へタイムスリップした主人公を、韓国版では時代も同じ朝鮮王朝末期の高宗即位の時代に置き換えていました。この時代の朝鮮は、長期にわたる両班政治がゆきづまり社会的矛盾が噴出して国家としてはガタガタね。安東金氏の勢道政治を廃して国家を立て直そうとする興宣大院君(イ・ボムス)に未来からやってきたジン(ソン・スンホン)が味方して良い社会にしようとするのですが所詮ムリなのです。日本版は坂本龍馬勝海舟たちとの触れ合いや、緒方洪庵などの蘭学者も登場して幕末の日本が矛盾なく描かれていました。
でもって韓国版ですが、タイムスリップした因果関係や、未来と過去を行き来した妓生チュノン(イ・ソヨン)の存在がよくわからないです。タイムスリップした過去で、妹に似たヨンレ(パク・ミニョン)を好きになり、彼女を守るために行動し、最終回はフランス艦隊の江華島侵攻により重傷を負ったヨンレを手術した後、フランス兵に刺され、タイムスリップして現在に戻ってきます。植物人間だった妹の意識も戻り、メデタシ、メデタシね。登場人物の設定を大幅に変えたことから、原作者の村上もとか氏は日本での放送を差し止めたかったようですが、物語展開も適当だったなァ。画像は、ソン・スンホンとパク・ミニョン。