99%フィクション

nostalji2014-05-25

YouTubeでテレビ西部劇『西部の対決』を観る。新旧勢力の対立により騒然たるニューメキシコを舞台に保安官のパット・ギャレット(バリー・サリバン)と無法者のビリー・ザ・キッド(クルー・ギャラガー)との友情を描いた作品で、1960年9月から62年5月にかけて2シーズン(全75話)放送されています。日本ではフジテレビ系列で1961年3月から放送されました。親友だった二人が、リンカーン郡の戦いを経て、宿命の対決をするという史実にそくした物語かと思いきや、そんなところは片鱗もない内容でしたね。
今回観たのは、「Garrett and the Kid」という初回エピソードと「Forty−Dollar Boots」です。「Garrett and the Kid」は、新任のデュピティ・シェリフとして赴任してきたパット・ギャレットが町のカーニバルの射撃大会でビリー・ザ・キッドと競い、勝負がつかずに互いに惹かれあいます。町のボス(ロバート・ミドルトン)はパットを買収しようとしますが断られ、逆に悪事をかぎつけられるのね。ビリーを雇ってパットを殺そうと考えますがビリーに断られ、手下を使ってパットを罠にかけます。そのことを知ったビリーが牛の大群を暴走させパットを救出。ボスが経営する酒場に牛の大群がなだれ込むシーンはテレビ西部劇にしては迫力満点です。初回とあって、金をかけたのかな。
「Forty−Dollar Boots」は、昔の仲間と町にやってきたビリーはウインドウに飾ってあった40ドルのブーツが気に入ります。ビリーと敵対するカウボーイが酒場で老人をからかっているのをパットがたしなめ、カウボーイたちはパットに恨みをもつのね。ビリーの昔の仲間がそのカウボーイたちの牛を盗んだ金でブーツを買ってビリーにプレゼントしたことから仲間はカウボーイたちのリンチにあい、ビリーも吊るし首にされかけます。駆けつけたパットがビリーを救い、カウボーイたちと対決で〜す。