スコット5変化

nostalji2014-06-01

西部劇DVDの『銃の後に立つ男』(1952年/監督:フェリックス・E・フィースト)を観る。政府の密命を受けた騎兵将校がカリフォルニアの独立騒ぎを調査する物語です。
カリカット少佐(ランドルフ・スコット)は、リック・ブライスと名乗って元部下のモンク(ディック・ウェッソン)とオラフ(アラン・ヘール・ジュニア)と共にロサンゼルスにやってきます。地下に武器弾薬が隠されていたことから酒場兼賭博場が反逆者のアジトとつきとめますが、黒幕が他にいるとわかり……
船員姿で現れたスコットが振り向きざま二人の刺客を撃ち倒すオープニングからスコットは大活躍です。駅馬車強盗を捕まえた腕前なのに教員と偽って守備隊長のガイルズ大尉(フィリップ・ケイリー)に疑われたり、酒場の歌姫(リナ・ロメイ)とのデート中に身分証明書を落として正体がばれるなど脚本はお粗末ですな。おまけに演出が下手くそなので、何じゃこりゃ、というような展開になっています。いくら主演のスコットがカッコ良く見せても、内容が悪くちゃねェ。
画像は、ランドルフ・スコットとヒロインのパトリス・ワイモア。陰の薄い存在ですが、リナ・ロメイとの大格闘が見せ場なので〜す。