良くできた人情時代劇

nostalji2014-06-06

昨夜はNHK木曜時代劇の『銀二貫(全9回)』の最終回を観る。アクションのない時代劇は『あさきゆめみし』のように第1回を観ただけで投げ出したものもありますが、これは良くできた人情時代劇で毎回欠かさずに観ていました。主人公の武士道から商人道への人生の大転換と意識変換、命の恩人の浪速の商店での丁稚からはじまる成長物語と恋物語が見事に描かれていましたね。原作は読んでいませんが、糸寒天や練羊羹の完成シーンはテレビならではのビジュアル効果です。画像は、松吉役の林遣都と真帆役の松岡茉優。新鮮な二人で、好感がもてました。
ところで、同じ原作者(高田郁)の『みをつくし料理帖』が日曜日にテレビ朝日で放送されますが、スペシャルでなく連続物にすればいいのにね。“必殺仕掛人”や“剣客商売”もスペシャル対応だし、時代劇をスペシャルでしか製作しなくなった民放のリスク回避共通体質ですな。昔はNHKなんかいらないと思っていたのですが、最近はNHK以外はテレビ東京を除いて地上波の民放はいらないと思うようになっていま〜す。