また一人、故人に

nostalji2014-07-22

ジェームズ・ガーナー(86歳)が亡くなる。我が西部劇俳優名鑑のスターがまた一人、故人になりました。アカデミー賞とは縁のない、娯楽映画一筋の人でしたね。
でもって、YouTubeで彼の出世作となったテレビ西部劇『マーベリック』を観る。『マーベリック』は、1957年10月から5シーズン(全124話)にわたって続いた人気西部劇で、日本では61年にNET(現:テレビ朝日)系列でシーズン1と2の39話が放送されています。
主人公は賭博師のブレッド(ジェームズ・ガーナー)とバート(ジャック・ケリー)のマーベリック兄弟で、拳銃も腕前よりも口の方が達者という二人が機転を利かして事件を解決していきます。このキャラがジェームズ・ガーナーにピッタシで、茶の間の人気者となりました。今回、シーズン1の1話と2話を観たのですが、当初はジェームズ・ガーナーの1枚看板だったんですね。弟バートが登場するのは8話からです。人気上昇によりガーナーの映画出演が多くなり、登場機会が少なくなったために、シーズン4から兄弟の従兄弟役でロジャー・ムーアがレギュラーに加わります。シーズン5では完全に降板し、代わりにロバート・コンラッドが主演となりますがガーナーの出ない『マーベリック』は魅力なく、放送終了となりました。
1話「War of the Silver Kings」は、銀鉱山主を相手にブレッドが鉱夫の待遇改善のために正当な訴訟裁判を起こす物語。ブレットが銀鉱山主に色々なブラフをかけるのですが、よくわかりませんでした。
2話「Point Blank」は、銀行から金を奪おうと考えている女性を好きになったブレッドが盗難事件を解決する物語。女性を誘って金を奪う銀行員の役でマイケル・コナーズが出演。
両エピソードとも、相手を煙にまく口達者ぶりや、機転を利かして相手を翻弄し身辺の危険から逃れるという会話の妙は、私の英語読解力では楽しむことはできませんでした。残念!