メキシコ革命最終史話

nostalji2014-07-31

録画していたメキシコ映画『大いなる勝利のために メキシコ革命1926』(2012年/監督:ディーン・ライト)を観る。メキシコ革命末期の内乱クリステロ戦争を扱った劇場未公開の歴史劇です。
メキシコは1821年にスペインから独立しましたが、その時から内乱状態が続き、最後の内乱がクリステロ戦争です。エリアス・カジェス大統領がカトリック教会の財産を奪う法を制定したことから信者たちが反発します。エリアスは信者たちを反政府主義者として弾圧し、信者たちは宗教の自由を求めて戦いを開始。クリストファー神父(ピーター・オトゥール)の死によって強い信仰心を持ったホセ少年(マウリシオ・クーリ)を主人公に、少年を我が子のように思う反乱軍の指導者エンリケ・ゴロスティエータ(アンディ・ガルシア)の活躍を描いています。
子役の演技が素晴らしく、信仰に縁のない私でも感動しました。ホセ少年は殉教者としてバチカンの記録に載っているそうです。ガルシアの使う銃がコルトSAAとウィンチェスターなので銃撃戦は西部劇の世界。メキシコ革命劇は、やっぱり西部劇だァ。