道術を使えば

nostalji2014-08-07

韓国時代劇『チョン・ウチ(田禹治)』の最終回を観る。故郷の栗島国を破壊し、朝鮮を征服しようとする悪の道術師を追って朝鮮にやってきたチョン・ウチ(チャ・テヒャン)の物語です。CG特撮を使った道術合戦が繰り広げられます。分身術とか速歩術とか忍術のようなものね。“キョンシー映画”では、道師は御札を貼って魔物退治をしていましたが、このドラマでも御札が色々用いられています。中国の道教が唐の時代に朝鮮に伝わり、中国の影響化のもとに広まったんですな。
でもって内容は、チョン・ウチとライバルのマ・ガンニム(イ・ヒジュン)との対立を軸に、恋人ムヨン(ユイ)を巡っての三角関係が絡んで展開していきます。三角関係は韓国ドラマの定番ね。BSプレミアムで新しく始まった『奇皇后』も三角関係が基軸になっているようだし、韓国人は三角関係が好きなんだねェ。
宮廷の権力者・左議政を利用して王朝転覆を企てるんですが、そんな回りくどいことをしなくても、道術を使えば簡単なのにそうしないので、ツッ込みどころ満載。毒虫の術を左議政に使ったら、自由に操れるじゃありませんか。無駄なことによる全24話のドラマ作りで〜す。