華麗なるペテン師

nostalji2014-08-28

テレビ西部劇『西部二人組』の#6「レースは終わった」と#7「悪の古巣に舞い戻り」を観る。
「レースは終わった」は、女(ダイアナ・マルドア)に騙されて賞金詐欺の片棒にされたカーリー(ベン・マーフィー)のためにヘイズ(ピート・デュエル)は、親友の老詐欺師ソーピー(サム・ジャッフェ)と組み、女が受取ったカーリーの賞金1万ドルを巻き上げて政府に返却し、カーリーの濡れ衣をはらします。彼らが使う手口は、競馬のノミ行為を利用したもの。事情を知らずにヘイズの行為を非難するノミ屋仲間の役で『バークレー牧場』のピーター・ブレック(次男役)が出演していました。
「悪の古巣に舞い戻り」は、“地獄の穴”に隠れている無実の夫に逢いたいというクララ(ダイアナ・ハイランド)に頼まれてヘイズは彼女を案内して“地獄の穴”へ。“地獄の穴”を取り仕切っているビック・ジム(フェルナンド・ラマス)の協力もあって夫という男(ブレッド・ハルゼイ)を見つけますが、クララはいきなり男を撃ちます。夫というのは嘘で、クララを誘惑して宝石をくすねて逃げた男だったのね。クララと愛しあうようになったビック・ジムは、足を洗うように勧めるヘイズの忠告もあって、仲間の掟を破り、クララと“地獄の穴”からサヨナラ。カーリーの出番がないエピソードでした。ブレッド・ハルゼイはマカロニ西部劇『野獣暁に死す』では、マカロニ芸名・モンゴメリー・フォードの名で主演しています。
画像は、「レースは終わった」にゲスト出演していたサム・ジャッフェ。『ベン・ケーシー』のゾーバー先生役で馴染み深いです。『ベン・ケーシー』では、宮口精二が吹替えていましたが、全く聞き覚えのない声でした。フェルナンド・ラマスの声を吹替えていた近藤洋介のような主演クラスの声でなくても、声優ならどこかで聞き覚えがあるんですけどねェ。