韓国時代劇は女性上位

nostalji2014-09-21

現在観ている韓国時代劇は、『チャン・オクチョン』『インス大妃』『奇皇后』の3本。
『チャン・オクチョン』は、これまでにも何度かドラマ化されているチャン禧嬪の物語です。『トンイ』と同様に殆どフィクションね。最初の頃、ファション・ショーが出てきたのにはビックリ。仁顕王妃は嫌味な女として描かれ、チャン禧嬪は悪女じゃありません。一般的にはチャン禧嬪が策謀をめぐらして仁顕王妃を追い出すのですが、廃妃の理由となった“嫉妬”が、そのまんまな感じがしますね。画像は、チャン・オクチョン役のキム・テヒ。
『インス大妃』も、これまでにも何度かドラマ化されている首陽大君から燕山君まで続く時代の物語です。『王と妃』のリメイクといってよく、チェ・シラがインス大妃を演じます。『王と妃』では娘時代からチェ・シラでしたが、今回は娘時代はハム・ウンジョンね。成宗の妃となって燕山君を生むユン・ソンイが既に登場してきたのにはビックリ。成宗はまだ生まれておらず、10歳以上も年上になるんですな。『王と私』では、成宗と幼馴染みという設定でしたが、歴史書には年齢の記述がないのかな。
『奇皇后』は、元の皇后となった実在の人物ですが、物語はフィクションと最初にことわっています。男装して男顔負けの活躍なんて娯楽時代劇の世界ね。ハ・ジウォンはアクションが似合います。
客観的にみると三人とも政治に口出しして国をガタガタにした人物ですが、良いように描かれるのはドラマにする題材が少ないせいでしょうね。儒教により女性は蔑視され、歴史書に詳しい記述がないので好きなように創作している感じで〜す。