テーマは彷彿させるが

nostalji2014-10-21

西部劇DVDの『サンフランシスコ』(1952年/監督:ロバート・パリッシュ)を観る。テレビ放映はあったものの劇場未公開の作品です。
休養で相棒のショーティ(リチャード・アードマン)とサンフランシスコへやって来たリック(ジョエル・マクリー)は、旧友のマーティン(オンスロー・スティーブンス)から殺し屋を使って邪魔者を始末する町の顔役ケイン(シドニー・ブッラクマー)相手に一緒に戦って欲しいと頼まれます。リックは酒場に飾ってあったアデレイド(イボンヌ・デ・カーロ)に一目惚れ。ケインはアデレイドを使ってリックを探らせますが、アデレイドもケインに惹かれはじめ……
西部開拓期のサンフランシスコを舞台にした作品には『バーバリーコースト』や『炎の街』がありますが、この作品と同じジョエル・マクリーが主演している『バーバリーコースト』に似た内容になっています。監督がロバート・パリッシュハワード・ホークスじゃ、悪役がシドニー・ブッラクマーとエドワード・G・ロビンソンじゃ、かなり見劣りがします。馬乗でのショットガンによる決闘なんて面白い趣向もありますが、射ち合いは歯切れが悪く迫力なし。
画像は、ジョエル・マクリーとイボンヌ・デ・カーロ。